佐野元春  12/4(火)更新!
佐野元春&THE COYOTE BAND「禅BEAT 2018」@横浜ランドマークホール ライブレポート


おかえり、佐野元春!

 久しぶりに、彼が帰ってきた。
 11月17日、横浜ランドマークホールで行われた佐野元春&THE COYOTE BANDの全国ツアー「禅BEAT2018」で、
ハマっ子にとっての懐かしい恋人、佐野元春に再会した。
「懐かしい横浜、昔は夜の高速道路を飛ばしてよく通っていたんだよね」と彼自身もライブ中に話していたように、
デビュー当初、佐野元春は横浜のライブハウスで熱く音楽を語り、tvkの音楽番組にもレギュラー出演していた。
 オールスタンディングのランドマークホールには、たぶん、当時の記憶を蘇らせながら歓声を贈る旧友たちも駆けつけていた。
 久しぶりの旧友との会話は、少し照れ臭さがつきまとうもので、この日の佐野元春と私たち観客とのキャッチボールにも、
そんなぎこちなさがあって和ませてくれた。彼は、昔と変わらずに少し不良で、パワフルだけど、でも昔と違うのは、少しトゲが抜けてマイルドなところ。
「女性にもちゃんと見て欲しいから、女性専用車両を作ってみたんだ」なんて、めちゃ優しくて驚いてしまうほど。
 その優しい変化は、「禅ビート」という、タイトルにも現れている。ビートと禅が結びつくって、なんか不思議で、
ざっくりいうと禅思考のジョブズみたいな、静かな革命のようでもあるけれど、佐野元春の場合は、そこに次の世代に向けた優しさが加わっているのを感じるのだ。
80年代、私たちは彼の歌を聴いて“つまらない大人にはなりたくない”と誓ったけれども、大人を通り過ぎてきたいま、次の世代を励ますことが役目じゃないかと感じている。
うん、そうだよね。そして同時に、私たち自身も励まされるのだけれど。
 アンコールで歌われたのは、『約束の橋』、『水上バスに乗って』、『アンジェリーナ』。
グルーブを感じながら、一気に80年代へとフラッシュバックする流れは、最高に楽しかった。
 ありがとう、また横浜で会おうね!  

      佐野元春写真:アライテツヤ

 

 
佐野元春 公式サイト
▲top ←HOMEに戻る